フランチャイズで失敗したくない人のために、店舗を順調に増加させて利益を出しているFC本部を比較しました。失敗談もまとめています。

フランチャイズの失敗から成功までを特集したビジネス誌THE LOSER フランチャイズの失敗から成功までを特集したビジネス誌THE LOSER
<特大号>フランチャイズ失敗者に学ぶ・成功する本部選びのコツ » <第四章>失敗しないフランチャイズ経営のススメ » フランチャイズ加盟時に気を付けたいポイント

フランチャイズ加盟時に気を付けたいポイント

Point.1 フランチャイザーの情報をしっかり分析

フランチャイズに加盟して成功するには、フランチャイザー選びがもっとも重要なポイントとなるだろう。

まずは、フランチャイザーの情報を集めて分析することが大切だ。

といっても、やみくもに企業へ問い合わせたりセミナーへ参加するのは危険なので慎みたい。

何の知識もないまま参加したところで、うまい話に乗せられるだけで、正しい判断ができず加盟を強要されるのがオチだ。

まずは、フランチャイザーの財務状況や年間売上高、店舗数など基本的な情報を調べ、さらに事業として将来性が描ける分野か否かを分析していこう。

5年、10年後には明らかにない業界やフランチャイザーに加盟するのは、飛んで火にいる夏の虫である。

それからフランチャイザーをいくつか絞り込んだうえで、問い合わせやセミナーへ参加するほうが効率的だ。

問い合わせやセミナー参加時には収益性だけでなく、開業時および開業後における支援体制についても詳しく話を聞いておきたい。

開業資金や店舗は自分で用意する必要があるとか、開業後の支援が手薄いというところは要検討だ。

また、担当者の対応が良いとか条件が良いとか直感で早急に決めないこと。慎重に進めることが重要である。

Point.2 「始めやすい」ではなく「失敗しない」フランチャイズを選ぶ

フランチャイズを選ぶ際には、「始めやすいか」ではなく「いかに失敗しないか」で選ぶことも重要だ。「軽率に出店したら失敗しやすい」のである。

「出資金が少なくて済む」「従業員も少人数でいい」「小規模な店舗だから運営しやすい」といったことばかりに注目すると、開業後、大変な目に合う。

フランチャイズ本部は「出資者(契約する人)」「働く人(実際に運営する人)」「店舗」の3つの条件がそろっていれば、簡単に契約してしまう会社もある。

すなわち、「この場所に店舗を構えるのは厳しい」といったマーケティングリサーチを怠り、開業させてしまうところもあるのだ。

逆に、「この場所では厳しい」と明言してくれるようなフランチャイザーは信頼できると言えるだろう。

独立開業は失敗が許されない。そうしたオーナーの立場になって考えてくれるようなフランチャイザーを選んで加盟するようにしよう。

Point.3 歴史+ネームバリューがある企業を選ぶ

Point .1とPoint .2で「将来性」「失敗しない」ということを説明させてもらったが、その確率が高いのは間違いなく歴史とネームバリューがある企業だ。

ネームバリューがある企業というのは歴史が浅くても急速に発展した企業でない限り、他は歴史があり世間から信頼されている企業が多い。

歴史が浅くても急な発展をした企業というのは稀なケースで、現在は安定していても将来性は見えてこない。

一時的なブームに乗りネームバリューをつけてきた企業というのは、人気は爆発的だが下火になる可能性も高い。

まさにハイリスク・ハイリターンといった感じだ。

ネームバリューが高いだけではダメなのだ。

これが遊びや賭け事だったら「ミスしてしまったけど次は頑張ろう」で済まされるが、経営となるとそうはいかない。

1つの決断のミスが命取りになり、安定性のないものに飛びつくのはリスクでしかないのである。

ということを考えていくと、やはり歴史+ネームバリューのある企業が安定度は高いのだ。

歴史があるということは、経営が良い時と悪い時とはあったにしろ、それを乗り越えて経営が続いている企業である。

会社を良くする方法や立て直す方法の引き出しを多く備えている。

だから有名企業と呼ばれるのだ。

また長年の経営から経営のノウハウというものも確立されていて、フランチャイズ 加盟店は、それに則っていけば成功する確率は上がる。

ところが歴史が浅い企業はどうだろうか?

全ての企業がそうだとは言えないが歴史が浅い分、経営のノウハウという引き出しが少なく、トラブルの対処方法が確立されていないことが多い。

実績をこれから作ろうとしている企業は、もちろん成長していく企業かもしれないが今後どうなっていくか分からない企業ということになるので、自分が身を預けるということになるとリスクが高くなる。

よくフランチャイズに加盟するときに「今後伸びそうな企業を見つける」と良というようなことを聞くが、果たして本当にそんなもの見つかるのか?

今後伸びそうな企業が分かる人間なのであれば、失敗する企業など出てくることはないし、それがわかる人間ならばフランチャイズに加盟しなくても自らの力で経営をした方が、企業側にマージンを持っていかれないのでその分儲かる。

フランチャイズに加盟して、その企業から経営のノウハウを貰おうとしている時点で、残念ながらそのような目利きができる人間ではないのだ。

少し言い方が悪くなってしまったが、要はこれから伸びる企業を見つけるということは非常に難しく、簡単なことではないのだ。

そのことから歴史+ネームバリューという簡単なことで判断して、安定度の高い企業にフランチャイズ加盟した方が成功確率は高くなるのだ。

Point.4 研修制度の良し悪しで判断する

フランチャイズに加盟すると、企業が行う開業前研修を受けることになるが、これも企業の良し悪しを判断する材料になる。

研修といってもフランチャイズに加盟する企業や職種により変わってくるので、研修内容や研修日数も変わってくる。

少ないところだと1週間や多いところだと1ヶ月近いようにバラツキが目立つ。

しかし研修日数が少ないからダメな企業で、多い企業は良い企業ということにはならない。

あくまで研修内容やカリキュラムが大事なのだ。

例えば同じような業種でA企業が研修1週間でB企業が研修2週間と設定していたとしよう。

A企業は1日ごとに経営学研修やリーダーシップ研修など、その中で細かく分野が分けられていて、タイムスケジュールも細かく設定されているとする。

B企業は2週間の研修の中でスケジュールが1日目は経営学で、2日目はリーダーシップ研修など区分けが大まかで、どんなことをやるのか事前にピンときていない。

このように企業により研修内容も違い、良し悪しがはっきり別れる。

開業時前の研修が終われば、そのままその企業の名前が付いた1店舗として世の中に放り出されることになる。

その前の段階の研修がいい加減ということは、ノウハウが叩き込まれていないので成功する確率は下がる。

もしその店舗が失敗したら企業にもダメージがくるので、ここをいい加減にしている企業はそのことが考えられていない。

そのことからフランチャイズ 加盟しても失敗する可能性が高い。

また開業時前研修が終わっても、企業というのは常に新しいものを取り入れていかなければ、衰退してしまう。

新しいものを導入したり、何か大きな変更点ができれば研修を開かなければならない。

このとき開業時前研修もろくにできない企業は、このような研修も上手くできないだろ。

国から認可されて教育を行う学校とは違い、研修内容は企業ごとが独自の判断で行うので、良し悪しは自分でしか判断できない。

注意が必要なポイントである。

Point.5 食品系の企業はリスクが高いことを忘れるな!

フランチャイズを選ぶとなると様々な業種の企業があり、どの業種の成功確率が高いのかということを聞かれると正直、そんなものはない。

だがリスクが高い業種はと聞かれると、まず食品系の業種が挙げられる。

食品というのは人の口に入るものなので、当たり前だがとくに気を配らなければいけないものである。

日本の食品安全基準というのは、他の国に比べても非常に高い水準にある。

世界一と言っても過言ではない。

これは日本が他国に比べ衛生に気を配り、安心して食物を口に運んで貰おうという配慮である。

海外では全然大丈夫な範囲でも、日本の食品衛生基準ではダメなものが多い。

違反した企業や店舗はメディアに大々的に扱われ好奇の目に晒され、罰則も非常に厳しい。

ところがそれなのにも関わらず、この高水準な基準を設けているのに店舗でトラブルが起きてしまったらどうだろうか?

結論から言うと一回のミスが命取りになる可能性がある。

例を挙げていくと数年前に某焼肉チェーンで起きた事件だ。

その焼き肉屋が生肉を提供したところ、その生肉にO111が付着していて、それ食べた消費者から重傷者と死亡者が出てしまった。

日本では生肉を出すこと自体は、基準で定められている部位ならば違法にはならないので、この生肉を提供したこと自体は違法ではない。

しかし提供した食品から食中毒が出てしまったこと自体が問題なのである。

さらにこの企業は不可抗力で食中毒を起こしたのではなく、その生肉の衛生管理を明らかに怠って提供していたことがこの食中毒の原因だった。

結果、無期限の営業停止処分が下り、経営が成り立たなくなり企業は倒産を余儀なくされた。

話が長くなってしまったが何が言いたいのかと言うと、この件に関しては衛生管理を怠ったことが原因だったが、もしも自覚していなくて食中毒を起こしてしまっても、これと同じような結果になることもある。

日本では一回食中毒を起こした店舗は、先ほども言ったがメディアで取り上げられてしまう。

日本人は他国と比べても、食に対してかなり神経質なほうだ。

このことからたとえ営業が再開したとしてもそのイメージが残り、客足は一気に遠退く。

また自分の店舗で食中毒が起こっていなくても、他の店舗で食中毒が起こってしまえば同じ企業の店舗で食中毒が起こったが先駆して、こちらも客足が遠退く。

まとめ

このようにフランチャイズ に加盟するということは、店舗数が多ければ多いほど食品トラブルが起きるというリスクが高いということになる。

まさにフランチャイズ加盟は、企業に身を差し出すことになるのだ。

そのことからも分かる通り、食品業界というには企業の数も多く成功例も非常に多いが、他の業種に比べてリスクは高いのだ。

食品業界がダメということではなく、利益を先行してばかりいないで業種ごとのリスクも考えてほしい。

第一章

フランチャイズ敗者に聞いた失敗談

第二章

業界別・フランチャイズオーナーに突き付けられた現実4選

第三章

フランチャイズ成功者たちの体験談から学ぶコツ

第四章

失敗しないフランチャイズ経営のススメ

別冊番外編

フランチャイズ6大業種調査レポート

最終章

フランチャイズで開業するならこの15社を比較せよ

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